子供の鼻水を吸う電動吸引器使ってますか?
先日手動の鼻水吸引器で鼻水を飲んでしまいバッチリ風邪を引いたので、電動を買おうと決意したオコキタです。
電動吸引器を探してるとメルシーポットとスマイルキュートのどっちかに行き着くと思います。でもネットで調べてもどっちが良いかわからず。1万5800円もする買い物なのでエイヤで買えず、結局3日間位悩んでしまいました。
最終的にメルシーポットを買ったんですが、ネットじゃわからず結局店頭までいきました。これから買う人が参考になればいいなと思って私の決め手を書いておこうと思います。
メルシーポットのほうがスマイルキュートより吸引力が上
電動鼻水吸引器を探してて、「メルシーポット」と「スマイルキュート」結局どっち買えばいいの?って壁にぶち当たりませんでした?
メルシーポットもスマイルキュートはAmazon売り上げランキング2位と3位を争っている2大商品です。価格もamazonで15800円で価格もほぼ同じ、ブログで口コミ探してもどっちもいいですよ!って言ってる。(どっちかしか使ったことない人が大半だからどっちもいいってなるよね)
たしかに電動は手動より楽だからどっちの商品も「いいですよ評価」になりますが、これから買う人にとってはほぼ同じの2つの商品の差が知りたいわけで、結局どっち~?みたいな話で困ります。
私の結論は「メルシーポットのほうが僅かに吸引力が上(かも)」。
すいません、“かも”なんですよ。
2つの製品を並べて鼻に突っ込むことが出来ないので、正直正確な違いはメーカー開発部くらいじゃなきゃわからないと思います。手動よりやりやすいのは確実なので正直どっちでも満足できると思いますけど、1万6000円くらいする商品だから、できれば納得した上で買いたいですよね。
調べてるとついデザインやら他の機能が気になって忘れがちなんですが、絶対にクリアすべき目的は「鼻水を確実に吸引すること」ですね。つまり吸引力です。コレを軸に考えていきます。
仕様の比較:メルシーポットとスマイルキュートの違い
電動吸引器探しはじめの人もいるかもしれないので、まず最初にメルシーポットとスマイルキュートの仕様の比較をしてみます。
メーカー
メルシーポット:シースター
スマイルキュート:新鋭工業
価格(Amazon)
メルシーポット:15,800円
スマイルキュート:15,800円
最大吸引圧力
メルシーポット:-80kPa±15%
スマイルキュート:-80kPa(誤差範囲不明)
排気流量
メルシーポット:15L/分
スマイルキュート:13L/分
外寸
メルシーポット:W240×D85×H174(mm)
スマイルキュート:W246×D94×H217(mm)
重量
メルシーポット:1.25kg
スマイルキュート:1.5kg
医療機器分類
メルシーポット:管理医療機器
スマイルキュート:管理医療機器
価格、最大吸引圧は同じ。排気流量はメルシーポットが大きくて、重さ・大きさはメルシーポットのが小さい。
注目するのは排気流量です。排気流量って何?数値どう見ればいいの?
この点について、新鋭工業のHPを見ていたらこんな説明がありました。
この表を見ると、排気流量は高度な治療に使う機器ほど高くなっています。なので排気流量は吸引力の違いを示してると考えられます。
メルシーポットもスマイルキュートも13~15L/分あるので、介護用中では一番パワフルな部類に入っていて圧は十分です。でもメルシーポットのほうがちょっと強いのかなって感じですよね。
スマイルキュートはチューブを折らないと圧が上がらない
ここでAmazonの口コミを調べました。メルシーポットは300件以上、スマイルキュートも160件以上あるのでどちらも参考になると思います。
口コミを読んでいくと、メルシーポットは良いですよ!良いですよ!の連呼で参考にならないのですが、スマイルキュートは「吸引力が弱いという人がいますが、それは説明書にチューブを折って圧を貯めるよう書いてあるのをやってないから」という記述がありました。
どういうこと?
スマイルキュートを使ってる人のブログを見ると、スマイルキュートの製品の説明書に「すぐに圧が上がらないので、チューブを途中で折って圧を高めたあと鼻に突っ込んで折った部分を元に戻してください」と図付きで説明されているそうです。
え!そうなの?めんどくさい…。
私も実際に説明書を見たいと思ったんですが、スマイルキュートはメーカーの公式ページに掲載されていなくてみることが出来ませんでした。
メルシーポットはチューブを折らずに吸える圧力なの?
でもここで疑問が浮かびませんか?
「じゃあメルシーポットは折らずに吸えるの?」
たしかに仕様上では排気流量に差があって、チューブを折って圧を貯めなきゃいけないスマイルキュートの排気流量が13L/分。それに対してメルシーポットは排気流量が15L/分。
コレの差がチューブを折る折らないの違いになるのか?そんな口コミがあるともしかしてこの2L/分の差が大きいのかな?と思わずにいられません。
でもメルシーポットもチューブを折って圧を貯める必要があるかもしれない…でもそれについてはよくわかりませんでした。
わからないのでメルシーポットを店頭で調査してきた!
ということで実際に店舗に行ってメルシーポットを調査してきました!
メルシーポットはAmazonの商品ページにもメーカーのページにも「折らずに吸えます!」って書いてないので現物見るしかない。
ちなみにスマイルキュートは販売店舗がわかりませんでしたが、メルシーポットはアカチャンホンポに置いてあります。現物を確認できるのは強い!
実物ありました!
箱の裏をみてもチューブを折るって書いてません。(そらそーだ)
チューブは意外と太いですね。 これ、もう実際に電源入ってるとこ見ないとわからないわ。電源入れた状態で見てみたい…。
ちなみに同じメーカーの4000円くらいのハンディタイプは試したところ、一昨日小児科で吸引してもらった問の強さと変わらないかちょっと弱いくらいでした。
ハンディタイプは圧力調整出来ませんが、出来ない状態でコレなら期待大。
店員さんにメルシーポット動いてるとこ見せてもらえますか?って聞いたら「いいですよ~」と電源を持ってきて試させてくれました。おお!なんと!
結論、チューブ折らずに吸えました(※家帰って実際にやったけど吸えました!)
ハンディの強さが1~2の間くらいで手の皮がピタッと浮くくらい。圧力3は手の甲に当てて離すとちょこっと赤みが残ってすぐ消えるくらいの強さです。
いいですね~。3の圧力は小児科でやってもらった時の圧力より強い印象です。
ちなみに裏面やパーツの状態はこんな感じ。
結構パッキンが強力でした。
ということで、Amazonで買う方が安いんですが、いま子供が鼻水出して私も鼻水吸いたくてすぐ欲しかったので店頭でメルシーポット買って帰りました。
※Amazonのほうが1000円くらい安いので、1~2日待てる人はAmazonのほうがお得です。
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ちなみに関東圏の人はこっちだと送料無料の14900円で買えます。
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なぜ口コミでスマイルキュートのほうが圧力が低いと言われるのか?
ところで、排気流量2L/分の違いってそんなに大きいのかな?という疑問はモヤモヤしたままです。
※スマイルキュートの現物に触れてないので、ココからは理系の趣味的分析と思ってもらって良いです。
結局メルシーポットを購入した私ですが、実は店舗に行くまでは正直スマイルキュート買おうと思ってました。 鼻水受けるポットがあるし、メーターもついてるし、持ち運びもしやすそう。
でも吸引力が弱いかもというのがどうしても気になったので購入できませんでした。で、とりあえずメルシーポット見りゃ何か分かるだろうと行ったわけです。
減圧の原因はまさか鼻水受けポットでは?
メルシーポットを店頭で見て気づいたのは、「チューブ意外と太いな」でした。
もしかしてチューブ径の差が吸引力に影響しているのかなあ…と。
で、店頭でスマホポチポチしながらスマイルキュートの画像を見たのですが、チューブの太さは同じくらい。(径の数値がなかったので見た目ですが、同じか少し細い?かも?ってかんじでした)
圧力って径が広いと同じ面積あたりの圧力は減ります。
川と湖を思い浮かべてもらうとわかりやすいですが、狭い川から広い湖に出ると流れって緩やかになりますよね。
湖がない一直線の川なら、最初から終わりまで同じような速さで水が流れるのが想像できると思います。これがメルシーポット。
スマイルキュートはチューブの先端に鼻水受けポットがついているので、川の真ん中に湖が挟まれた状態。
途中で空間が広がった川の水をメルシーポットと同じ力で引っ張ったら果たして反対側の川からも同じスピードで水は流れてくれるのかな?
直線チューブで出て流れが緩やかになりませんか? きっと乱流も起こって少し力が弱くなりますよね。
まさか…この鼻水受けポットが吸引力弱いって言われる一因?!
鼻水受けポットを外して直線チューブにしたら吸引力上がった(口コミ)
現に、ブログで鼻水受けポットを外して先端をガラス製の吸口に変えている人がいて、その方のブログでは吸引力がアップしたと書かれていました。
ガラス製の吸口のせいなのかな??いや、流れのせいな気がしてきたぞ。
流れの途中に障害物がたくさんあればあるほど力の逃げ(ロス)が生じるのは当たり前。急に腑に落ちた瞬間でした。
つまり、そういうことなら鼻水受けポット使わない方がいい。鼻水受けポットがなければどっちも同じ。なら書面上のスペックが高いメルシーポットのほうが確実じゃん。という結論になりメルシーポットを購入したのでした。
結局、鼻水はチューブの途中で止まった!鼻水受けポットいらん
コレは購入後の後日談になるのですが、メルシーポットのチューブは1m位あります。
鼻水受けポットがあればチューブ、本体の受けカップを丸洗いしなくてすむからできれば欲しいな~って思ってたんですが、いざ吸ってみたら鼻水チューブの途中でとまるじゃん!!
吸い口から1/3くらしか行きません(笑)夜中子供と私が吸い続けたけど本体のカップまで全然行きませんでした。
チューブ1mをはるばる流れて本体までたどり着くのは珍しいようです。つまりチューブだけ引っこ抜いて洗えばいいので楽でした。
チューブの内径(直径8mmくらい)を仮に直径5mmで計算しても0.5cm×0.5cm×100cm=25ml。 半分でも12ml。12mlって結構多いですよ。
鼻水ネバネバでチューブに完全に詰まっていなければチューブの最終地点まで運ばれることはないので、大抵はチューブだけ洗う感じで済みそうです。わーい!
ということで、鼻水受けポットも不要でした。
チューブは径が太いので水道口につなげば中を水が流れて鼻水サヨナラできるので問題なしです。
まとめ:個人的にメルシーポットおすすめ
私はメルシーポットでOKと判断したのでメルシーポットおすすめ。と書いてますが、正直どっちでも大丈夫だと思っています。
ただ、強いて言うならメルシーポットのほうが店頭で実物確認できるし、赤すぐで紹介されている実績があるので無難な選択です。
写真では手動の鼻水吸引器ママ鼻水トッテよりもメルシーポットの吸口の方が細くて奥に行かないかな?と思ってましてましたが、実際に使うとむしろ細くなくて子供の鼻水の穴にちょうど入るくらいなので安心して使えました。
ということで以上購入の参考になれば幸いです。
私のように鼻水飲んで内科にお世話になることがないように楽しく看病してくださいね!
まさにどちらかで悩んでいてでも直ぐにでも欲しくここに辿り着きました。
とーっても納得した上で即決しました!ありがとうございます。