前回、消耗したくなければまず保険を見直したほうがいいぞという記事を書きました。
保険の窓口にいったことで、残念ながら旦那氏は搾取消耗の末、ポイ捨てされる人生に設計されていたことが分かったわけです。
このまま放置すると、99%こんな人生が待ってるに違いない旦那氏です。
2000万以上保険につぎ込んで死んだときには100万ぽっちしか残らない。
100万じゃこんな質素な葬式しか挙げられないんだよ、ごめんね旦那氏。だってお金がないんだもん。
- まずは自分の保険を「貯金部分」と「掛け捨て部分」に分解する
- 年金タイプ保険の内訳と金額の割合(旦那氏の場合)
- 旦那氏の加入している保険の2つの問題点
- さらなる特約の罠。年金搾取されて保険金が払えない罠
- まずは収入保障を見直そう
貯金できる保険に注意!全額「貯金」されるわけではありません!!
月に3万近く保険に支払う旦那氏もうすぐ26歳。
収入保障、医療保障に個人年金。こんなにたくさん入っているのに、どうしてこんな哀れな末路になるのだろうか?
そもそも、何が間違っているのだろうか?
よく貯金ができる保険というのありますよね。この保険を続けていれば満期後に毎年○○円受け取れる、とか、5年ごとに15万円を受け取れる保険とか、いろいろあります。
保険消耗者はこう思います
「へえ~いいな!貯金もされていい感じ!」
ちょっとまったー!!!
あなたの支払ってるその保険、支払金額のうちいくらが貯金(積立)されて、いくらが掛け捨てされるか把握していますか??
まずは自分の保険を「貯金部分」と「掛け捨て部分」に分解する
旦那の入っている“年金タイプ”というサブタイトルつきの収入保障つき保険の内訳をみてみましょう。
収入保証が1年ごとにもらえるプランです。
プランのうち、掛け捨て部分と積立部分の配分はこんな感じです。
これを分かりやすく分解すると、こうなります。
案内書のどっかに解約返戻金について書いたところがあります。
この部分は解約返戻金はありません、返戻金率0%、などと書いてあるので早速チェック!
旦那氏のこの保険は主契約部分のみ解約返戻金があって、それ以外はありませんでした。
年金タイプ保険の内訳と金額の割合(旦那氏の場合)
保険の掛け金(支払うお金)は今のところ月々15697円です。
なんと!
これ、掛け金が全部貯金されるかとおもいきや、貯金されてるのは全体の1/10!!
残りの9/10は掛捨ての特約部分の料金なので、解約しても死んでも払ったお金は帰ってきません。
まとめると、旦那氏の保険項目は以下の通り。
・主契約(貯蓄):毎月コツコツためて65歳でお金を返してくれる
・特約(掛捨て):65歳まで一定額払えば医療保障してくれる。
15年ごとに増額、最大月額7万に。
さて、65歳が契約の区切りなのでその時の金額を計算してみると、、、
【主契約:貯蓄】
1491円×12カ月×(65歳ー24歳)
=17892円×41年間
=73万3572円
【特約:掛捨て】
案内書に従い、エクセルで計算。65歳までの総額は1869万2820円、
65歳までのこの保険に対する支払総額は
主契約73万3572円+特約1869万2820円=1942万6392円
なので、貯蓄にまわされたお金の割合は、
73万3572円÷1942万6392円=3.77%
3.77%!????!
しょ、衝撃過ぎる。泣いてもいいだろうかwwww
何が悲しくて(以下略)
これは搾取され過ぎでしょう。
こわいなあ~こわいよ。
旦那氏の加入している保険の2つの問題点
ちなみにこの保険で問題なのは、2つ。
- 収入保証の掛け金に年齢制限がついてること
- かつ、15年ごとに増額すること
特に15年ごとの増額が痛い。
保険の案内によると特約部分=収入保証+医療保障の部分が増えるらしいので、どちらがどういう風に増えるか分かりませんが、最終的に月々15000円が70000円になります。(主契約部分は65歳まで同額の1491円です。もう何も言うまい。)
月7万って!!家賃じゃねーんだし!!
だからこんなに大量に搾取されることになるのです。
年功序列が世の大半だった時代とは違い、いまや年をとればとるほど収入が落ち込む時代。そんな時代に家賃みたいなそんなバカ高い保険金を払えるわけもなし。いつか見直しは必須というわけです。ま、だいぶ経ってから保険の見直ししてもほとんどお金は戻ってこないけどね。
だって大部分が掛け捨て(特約の代金)じゃん?!
さらなる特約の罠。年金搾取されて保険金が払えない罠
しかもこれの怖いところはもう少しあって、
案内書をよく読むとこんなことが書いてあった。
65歳になるまで1869万2820円の掛捨て分で医療保障とかガン保障とかするけどー、それ以降は保証しないからね~。
え?65歳以降も保証してほしいって?
なら、また別に月々67665円払ってくれりゃ同じ保障してあげてもいいよ??
お、鬼!!!!(;ω;)
微々たる年金暮らしのわれわれ世代から、月々7万弱の金を巻き上げるとか、死ねって言ってるようなもんじゃないですか!!
ジジババは医療保障なんていらねーだろ。と言わんばかりのシステムです。
だったら収入保証総額は年々減ってもいいから、支払額が変わらずずーっと月々5000円ずつ払って、万が一のことがあったときはその時点から64歳(設定年齢)まで月々20万もらえる保障の方がいいよなあ。一気にもらっても人は計画的にはなかなか使えないもんです。
まずは収入保障を見直そう
収入保証が定額制なのが高い原因の一つ。
収入保証は年に250万、月あたり20万ほど入る計算になります。
ただ、どの年齢で死んでも、同じだけの金額が支給されます。
30歳で死んでも250万×15年=3750万
60歳で死んでも250万×15年=3750万
30歳で死んだ場合、45歳で収入保障が切れるのでそれ以後どうするか15年で何とかしなきゃいけません。逆に、60歳で死んでも、子供たちも独立しているしそんなにお金は必要なかったり。相続税の悩みがのしかかるかもしれません。
ようはライフステージに合わせて支給してくれるような収入保証の方が現実的だってことです。少なくとも自分はそう思う。
だったら、月に5000円、年に6万、26~64歳までに228万払って、万が一のときは月々20万ずつ保険金が振り込まれる方がよっぽどか気が楽です。
医療保険は月額5000円くらいで良し。
あとは自分が死んだときにいくら残したいかで、1~2万の終身保険(全額積み立てられる)に入ったほうが良いでしょう。
終身保険(全額積立)に1万も払えば、長生きして死ぬときにも500万くらいはもらえるでしょうから、そこそこの葬式できるのでは。
旦那氏、あのとき見直してよかったよ。花買えたよ!
みなさんも自分の保険、見直してみてね~。